転職

コロナ不況の転職を有利にすすめる転職エージェントとの付き合い方

転職エージェント

コロナウィルスをきっかけに、これまで売り手市場だった転職市場は、180度状況が変わり、一気に買い手市場になりました。

今転職を考えられている方は、この時期に転職して大丈夫かな…と不安に感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

  • 転職の流れってどうなっているの?
  • 転職エージェントって何?
  • コロナ不況の転職で気をつけることは?

転職について検索すると、上位表示されるほとんどの記事は、転職エージェントなどの企業が書いている記事です。

Googleの検索アルゴリズム上、それらのサイト記事は専門家が書いた信頼できる情報として上位表示される仕組みになっているから仕方ないことです。

しかし、企業が書いている以上どうしてもポジショントークが多くなるため、求職者がその情報を鵜呑みにするのは危険です。

 

私は、スタートアップで人材採用を5年ほどやってきた経験があり、現在は自身も求職者という立場で転職サイトやエージェントにお世話になる側の人間です。

そこで、本記事では利用者である求職者目線で、転職活動の簡単な流れ、転職エージェントについて、コロナ不況下の転職市場で転職エージェントを利用する際の心得について、初心者向けにお話しします。

 

転職活動の流れ

みなさんは「転職しよう!」と考えたときに、最初にどんなアクションを起こしますか?

転職ははじめてという方がほとんどですし、転職したことがなければ、何からはじめてよいかわからないという方も多いと思います。

 

多くの方は、いろいろ情報を検索して、まず最初はビズリーチ、リクナビネクスト、マイナビ転職といった「転職サイトに登録する」というアクションを取るのではないでしょうか。

転職サイトで、履歴書や職務経歴書の情報登録が完了すると、転職エージェントの方からスカウトメールが届いて、あれよあれよと進んでいく方が多いのではないでしょうか。

ビズリーチ

  1. 転職サイトに無料登録し、履歴書や職務経歴書を書く
  2. 転職エージェントからスカウトメールが届く
  3. 転職エージェントの方と面談する
  4. 転職エージェント経由で案件を紹介してもらう
  5. 紹介された企業に書類選考の応募をする

もちろん、転職サイトに募集されている案件の中から、希望の条件にあう会社を探して自ら応募することもできますが、メールを送ってくれた転職エージェントに会ってみよう…と返信すると、この流れで転職活動は進んでいきます。

たくさんのスカウトメールが届いて、どこのエージェントに相談してよいか迷ってしまったという方も多いことでしょう。

「一度お話しましょう!!」「あなたのキャリア相談のります!!」と連絡をくれる、「転職エージェント」とはいったいどういう人たちなのでしょうか。

 

転職エージェントとは

転職エージェントとは、人材を募集している企業と、職を探している求職者の間に入って、両者をマッチングしてくれる人です。

具体的には、求職者のキャリア相談、選考対策、ポジションや年収などの条件交渉などを行ってくれます。

代表的な大手エージェントは、リクルートエージェント、マイナビエージェント、パソナキャリア、dodaなどで、大手から個人で活動している方まで、たくさんの転職エージェントが存在しています。

 

転職エージェントのビジネスモデル

求職者である私達が、転職エージェントの方に相談する際に料金はかかりません

何社紹介してもらっても、転職活動が何ヶ月に長期化しても、料金は無料です。

では、どうして転職エージェントは無料で私たち求職者の相談にのってくれるのでしょうか?

 

それは、転職が決まったときに人材を募集している企業がお金を払っているからです。

会社によって条件はまちまちですが、一般的な転職エージェントでは年収の30〜35%を紹介料としてもらっています

ということは、仮に年収500万円でA社に転職が決まったとすると、175万円の紹介料が支払われる仕組みになっているのです。

 

転職エージェント

つまり、あなたの転職が決まると、100万円以上の大きなお金が動くビジネスモデルなのです。

転職する側にいると「求職者は無料だから」と思考を停止し安易に考えがちですが、採用する企業側からすると、どういうルートで採用したかは採用コストに直結するとても重要な問題なのです

 

転職エージェントを利用するメリット

では、求職者が転職する際に転職エージェントを利用するメリットは何があるのでしょうか。

 

① 自分では応募しなさそうな未知の業界、会社を紹介してくれる

転職エージェントは、過去の経歴や実績、転職の希望を踏まえて、マッチしそうな求人案件を紹介してくれます。

そのときに、自分の強みや、雰囲気を踏まえて、企業に入社後活躍できそうかをイメージし、求職者が視野に入れていない未知の企業を提案してくれるエージェントがいます。

視野を広げ、転職の可能性を高めてくれる意味で、第三者の転職エージェントがとても頼もしいケースです。

ただ、ほとんどの転職エージェントは「決まりやすそうな案件」をただただ紹介してくれることが多いので、こういうエージェントに出会えたら本当にラッキーです。

 

②非公開の求人を紹介してくれる

幹部候補などの特定ポストは、公の求人にはでていなくて、特定のエージェント経由でのみ募集しているケースがあります。

その場合、一般には求人が公開されていないため、特定のエージェントを介してしか応募のチャンスがありません。

こういう案件にめぐりあうことができるのも、転職エージェントを活用するメリットです。

 

③転職トレンドを教えてくれる

初めての転職の場合、どんな求人があって、どのくらいの年収レンジなのかなど、転職の基本情報がありません。

転職エージェントに相談することで、自分自身の市場評価や、転職市場のトレンドを把握することができます。

 

これから転職を考えている方へ

コロナの影響で転職市場はどう変わるか

これまで売り手市場だった転職市場は、状況が一転し、一気に買い手市場になることが予想されます。

リーマン・ショック時には、拡大し続けていた人材紹介市場がピークの2007年に1,490億円になりましたが、2009年に550億円と一気に約3分の1に縮小しました。

それを考えると、今回もそれと同等またはそれ以上の影響がでることが予想されます。

 

これはあくまで私見ですが、特に第二新卒や若手のポテンシャル採用は、相当採用人数が削減されると思います。

というのも、企業が未経験の人材を育成している時間や余裕がなくなるからです。

そういう年代の方は、転職時期を少し遅らせるか、今のうちにスキルを磨いておくのが懸命かもしれません。

 

ウィズコロナ、アフターコロナ時代の転職エージェントとの付き合い方

個人的には正直この数年の売り手市場で、お世辞にも介在価値のない転職エージェントが量産されていたように思います。

業界自体が急成長していたので、知識も経験もない新人エージェントが、数さえこなしていれば、転職が決まってしまうくらい人手不足(売り手市場)の状況でした。

 

ここからは、本物の転職エージェントしか残らない「転職エージェント淘汰の時代」に突入することはおそらく間違いないでしょう。

そういう状況の中で、求職者側の私達がどんなことに気をつけて転職活動を行うべきかについて、3つほどポイントをまとめます。

 

①転職エージェントのポジショントークにだまされない

1つ目は、コロナ不況関係ないポイントです。

しかし、不況になればなるほどエージェントのポジショントークは加速する可能性が高いので、より一層の注意が必要です。

 

繰り返しになりますが、転職エージェントは企業からお金をもらって活動しています

私達求職者は転職エージェントの原理原則を理解した上で、転職相談を心がける必要があります。

 

例えば、2社から内定がでた喜ばしい状況になったとして、A社は年収500万円、B社は年収550万円の提示だったとします。

転職エージェントに相談したら、十中八九「B社がいいです」と説得されることでしょう。

いろいろ理由をつけてB社を押すと思いますが、エージェントの立場にたてば約18万円の売上増に直結するので、B社を押すのは当然ですよね…

もし、A社を押してくれる転職エージェントであれば、その担当者は間違いなく求職者の味方として信用できる方だと思います。

 

②複数の転職エージェントに相談する

転職エージェントがもっている求人情報は、会社によってもエージェント個人によってもバラバラです。

なので、複数の転職エージェントに相談した方が、紹介してもらえる案件の幅が広がります。

エージェントによって、得意な業種や職種もあるので、何人かのエージェントに会って、相性を確かめてみるのがよいと思います。

 

また、大手の転職エージェントの場合、求職者側と企業側で担当が別々になっていることがほとんどです。

この場合、企業と求職者の間に2人も人間が介在するため、伝言ゲームになりやすく、意思疎通がとりにくいことがあります。

あくまで個人的な意見ですが、採用募集が減る市場においては、求職者側と企業側の両方を1人で担当している転職エージェントに相談するほうが、採用確度は高まるのではないかと思います。

 

③いきたい企業が決まっていれば、直接エントリーしてみる

もし、「この会社を受けてみたい」と思っている意中の会社があるのであれば、採用募集をしていないかHPで調べてみましょう。

そして、募集ページがあれば、ぜひそこから応募してみましょう。

 

先程も触れましたが、仮に年収500万円の方であれば、転職エージェント経由の場合約175万円の採用コストがかかります

この不況時なので、企業は1円でも採用コストを抑えたいと考えています。

HPで公募されていて、そちらで選考にのることができれば、そのルートの方が採用確率は高まるはずです。

また、その会社に勤める人にリファラルで採用担当をつないでもらったり、Wantedlyで意中のポジションを探してみましょう。

大企業だと難しいかもしれませんが、そういう地道な活動が転職を有利に進めることにつながるかもしれません。

 

さいごに

転職エージェントも「人次第」ということです。

どんなに評判のいいエージェント会社にも、仕事のできる担当者がいれば、自分の利益しか考えていない担当者もいます。

また、得意な業界、職種もありますし、性格などの相性もあります。

自分にあった転職エージェントに出会い、不況に負けることなく転職を成功させましょう。

 

転職は人生を左右する一大イベントです。

コロナでなかなか動きにくい市場環境になりつつありますが、自分自身がワクワク働ける場所を見つけられる人が1人でも増えてくれことを願っています。

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