仕事もだいぶ覚えてきて、次のステップに進むための壁にぶつかっている…
と悩んでいる方も、多いのではないでしょうか。
仕事を覚えてくるとより成果をだすために、部署の戦略設計や企画など、だんだんと抽象度の高い仕事ができるようになることが求められます。
本記事では、入社数年たった20代若手社員が次のステップに飛躍的成長するために、どんなことを意識すればよいかよいかについてお話します。
知識よりも知恵をつけよう
知識の価値はどんどん下がっている
今の時代は、検索すればたいていのことがわかる時代です。
「何かを知っている」という知識の価値はどんどん下がっています。
知識は覚えるものではなく「探すもの」になり、情報があふれかえる現代では、むしろ取捨選択して「選ぶもの」になっています。
知識を「できること」に昇華していく
「知っていること」と「できること」は全然違います。
仕事ができるようになり知識が増えてくると、インターネットなどで聞いたことがあることを、つい「自分もできるのでは?」と勘違いしがちです。
実際にやってみると思うようにいかず、実践で失敗してしまうなんてことがよくあります。
知っている状態に甘んじることなく、知識を実践で試すことで「できること」を増やしていきましょう。
知恵をつけよう
ここで「知恵」と言っているのは、知識を活用する創造力や応用力のことです。
ビジネスの世界に明確な正解はありません。
そんなビジネスの世界では、知識と知識を結びつける「知恵」があることで、臨機応変に対応できるようになり、必要とされる人材になっていくのです。
例えば、広告運用の仕事ができるようになると、「集客の手段=広告運用」と思考が固定化されがちです。
もし、「コストをかけずに集客する方法」を上司に期待されているのであれば、自分ができる「広告運用」は最適解ではないのかもしれません。
例えば、チラシを印刷して駅でばらまくのが最適かもしれないですし、電話でアポイントを取るのがいいかもしれません。
手段に固執するのではなく、目的に沿った形で自分の知識やスキルを結び付けられる知恵を身につけると、仕事の幅が広がります。
周囲を巻き込む力をつけよう
受け身、指示待ち、イエスマンを卒業しよう
上司から仕事を一方的に待つだけの指示待ち人間になってませんか?
今の若手世代はとてもまじめで、言われたことをきちんとやるし、責任感が強いと感じます。
一方で、「仕事のやり方を全て書いたマニュアルが存在して、それを覚えてその通りやれば、評価される仕事ができる」と思っている人も少なからずいるようです。
「受け身、指示待ち、イエスマン」で頼まれた仕事だけしている人は、次のステップに進めません。
若手が次のステップに飛躍するためには、プロアクティブに行動できる人材にならなければいけません。
巻き込み力を身につけよう
真のリーダーシップとは、「役職を越えた影響力」で決まります。
あなたの発言や行動で、周囲にいる何人の人を動かすことができますか?
同期や後輩だけでなく、上司や社外の人など、あなたの一声でたくさんの人の心を動かせるようになれば仕事の影響力が高まります。
自分でなんとかするフェーズを脱したら、他人を巻き込んでいく「巻き込み力」を意識して高めていきましょう。
付き合う人の幅を広げよう
同世代だけのコミュニケーションの弊害
最近は、職場の飲み会も少なくなり、世代間を超えたコミュニケーションの機会が減っています。
気兼ねなく接することができる友達や、世代の近い同僚とのコミュニケーションは、気心がしれていて正直楽です。
一方で、交流範囲が狭いことは、新しい気付きや成長のきっかけを失っている可能性もあります。
いろんな景色を知ろう
交流する幅を広げることで、見える景色のバリエーションが増え、いろいろな視点を知ることができます。
たとえば、社長が見る景色と部長が見る景色は、同じビジネスをしていても異なっているかもしれません。
部長は今の事業を今年度どれだけ成長させるかを大事にしていて、社長は10年後に会社がどのようにビジネスしているかを見ているなんてことはよくあります。
役職や年代を越えて交流範囲を広げることで、多様な価値観に触れることができます。
仕事で影響力を持つためには、世代、役職、業界を越えた相互理解が求められます。
狭い世界のコミュニティで満足することなく、自分の関係するネットワークを広げていきましょう。
さいごに
知恵をつける、巻き込み力をつける、引き合う人の幅を広げる
これらは、一日で変わるものではなく、継続的に実践していく必要があります。
できれば、自分ひとりではなく、こうしたテーマのトレーニングにメンターがいると、成長を補助してくれる存在になります。
メンターの重要性については、こちらの記事も参考にしてください。
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