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就活生必見!! 面接で響かない志望動機トップ3を現役面接官が解説

面接

就職活動の面接はうまくいっていますか?

就活中の学生にとっては、はじめての面接体験に四苦八苦している方も多いと思います。

 

一方で、私は毎年新卒学生さんと面接をしているのですが、多くの学生さんがもったいないPRをしてしまっているなと感じることが多いです。

部長
学生さんはどうしていつも同じような志望動機を言うのだろう?

そう感じている人事部長さんも多くいらっしゃるのではないでしょうか。

 

今回は、毎年新卒面接を行っている現役面接官が、聞いていて響かない志望動機のTOP3を紹介します。

 

①社会貢献ができる会社で働きたい

社会貢献

1つ目の響かない志望動機は、「社会貢献ができる会社で働きたい」です。

この志望動機を言う学生の方はとても多い印象です。

 

この志望動機が響かない理由は、「どの職業でもいいです」と言っているのと等しいと感じてしまうからです。

誰かがお金を払うことでビジネスは成立しています。

ということは、すべての仕事が社会に必要とされている=社会貢献につながっているという状況なのです。

なので、この志望動機を言う学生さんは、「私はどんな仕事でもいいです」と言っているように聞こえます。

 

また、この志望動機をPRする学生の方に、「ではボランティアなどに参加したことはありますか?」とか「寄付を日常的にしていますか?」と聞くと、そういう社会貢献性の高そうな活動をしている方がほとんどいないのも、ますます残念な印象につながります。

どうせお金をもらう労働をするのであれば、社会貢献性の高そうな企業がよいという「フリーライダー」の印象すら覚えるので、自分自身で能動的に活動した実績がないのにこの志望動機をPRするのは諸刃の剣だといえます。

 

おそらく、この志望動機をPRされる学生さんとしては、もう少し具体的な自分なりの社会貢献イメージがあるはずです。

地方を活性化させたいとか、若者の貧困をなくしたいとか、高齢者が快適に暮らせるインフラを整えたいとか、自分が考える社会貢献の内容を、もう少し詳細にブレイクダウンしてみるようにしましょう。

 

②成長できる会社で働きたい

成長

響かない志望動機の2つ目は、「成長できる会社で働きたい」です。

この志望動機も、PRする学生の方がとても多い印象です。

 

成長意欲があることは、一見悪くなさそうな志望動機にも覚えます。

しかし、この志望動機も1つ目の社会貢献がしたいと同様に、「どの職業でもいいです」と言っているのと等しいと感じてしまいます。

 

現状、社会人経験のない新卒の就職活動は、企業からみたときにポテンシャルで採用可否を判断します。

ということは、未経験の学生さんが、就職して社会人になれば、どの会社で経験を積んだとしても必ず成長することになるのです。

 

このPRをする学生さんの多くは、自分自身が20代のうちに手に職をつけられるようなスキルを磨きたいと思っている、意識が高い学生さんが多いように思います。

成長を志望動機の軸に据える場合は、成長の方向性とあなたの成長が企業にどう影響するのかもセットで伝えるのがよいと思います。

成長の方向性という観点では、20代までに無形商材の大規模法人向けにコンサル営業ができるようになりたいとか、30歳で起業できるレベルの事業開発スキルを身に着けたいなど、成長の方向性を示してくれるとイメージがわきやすいです。

また、早期に成長することで、どう会社に貢献できるのか?もセットで伝えられると印象がよいと思います。営業マンとして早期に自立することで、初年度から利益貢献したいと思っています。など、会社の成長と自分自身の成長がリンクしていると、好感度が高いです。

 

③人と接する仕事がしたい

コミュニケーション

最後は、「人と接する仕事がしたい」です。

この志望動機を軸に据えてお話されている学生の方も多いのではないでしょうか。

 

「コミュニケーション力」が強みの学生さんにありがちな志望動機です。

この志望動機が響かない理由も、上記2つと全く同じで、「人と接する仕事」は世の中のほとんどの仕事が該当するからです。

頻度や濃密度は業種や職種によって異なりますが、人とかからわずに完結する仕事は、この世の中ほとんど存在しません。

 

この志望動機についても、もう少し具体的な接し方について考察してほしいです。

決まったルール通りに迅速に対応していく接客業務もあれば、臨機応変に即座の判断が求められる対人業務もあります。

人と接するというのは、具体的にどのような状態になっていることなのか?をもう少し具体的に考察してみましょう。

 

まとめ

面接

 

NGで紹介した3つの志望動機をPRされる学生の方は、とても多いです。

3つに共通しているのは、抽象度が高すぎて志望動機になっていないということです。

もう一段階ブレイクダウンさせることで、あなたがどんな価値観を持っていて、どんな会社で働きたいと思っているのかについて、面接官に伝わるように工夫しましょう。

 

志望動機に不正解はありません。

どんな志望動機でもOKです。

どんな会社でも使い回せるようにしたい気持ちもわかりますが、結果どこの会社にも刺さらない志望動機になってしまっては本末転倒です。

 

そうは言っても、就職してもないのにやりたいことなんてわからない…

という方も多いのではないでしょうか。

そういう方は、こちらの記事を参考にしてください。

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面接官としては、志望動機であなたらしさを知りたいと思っています。

あなたらしい言葉で、志望動機を伝えることができれば、きっと自分自身にぴったりの会社に出会うことができるはずです。

汎用的すぎて、なんのメッセージ性もない言葉になっていないか、今一度再点検してみてください。

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