「やりたいことが見つからない」という悩みを抱えているビジネスパーソンは、本当に多いですよね?
私も、就活時代、サラリーマン時代、そして現在に至るまで「やりたいこと」を探し続ける人生です。
やりたいことが見つかっている状態とは、人生の方向性が定まっていることです。
やりたいことが見つかっていれば、様々な困難や苦労に直面したとしても、それを乗り越えるモチベーションにつながります。
しかし、「やりたいこと」を見つけるのはとても難しいです。
本記事では、やりたいことが見つからなくて「もやもやしている」方に向けて、やりたいことを見つけるヒントとなる、おすすめの本を5冊紹介します。
やりたいことを見つけるということ
「好きなことで、生きていく」
2014年に日本で放送されたYouTubeのCMは、「やりたいこと」を職業にするそんな強烈なインパクトを与えました。
しかし、「やりたいこと」なんてそんな簡単に見つかるものではありません。
これまで、なんとなく高校に進学し、なんとなく大学受験して、なんとなく就職したという人生を歩んできた人も多いのではないでしょうか。
就活のタイミングで「あなたのやりたいことはなんですか?」と問われ、自分のやりたいことについて人生ではじめて考えた人も私だけではないと思います。
もしかしたら、年齢的にもうやりたいことなんて…と諦めている方もいるのではないでしょうか。
ケンタッキーフライドチキンの創業者であるカーネル・サンダースは、60代で「おいしいもので人を幸せにしたい」というやりたいことを実現するため、フランチャイズビジネスをはじめて大成功を収めました。
やりたいことを始めるのに、年齢は関係ないのです。
やりたいことを見つけたい人におすすめの本
それでは、やりたいことを見つけたい方におすすめの本を5冊紹介します。
①やりたいことなんて、なくていい。 将来の不安と焦りがなくなるキャリア講義
1冊目は、『やりたいことなんて、なくていい。 将来の不安と焦りがなくなるキャリア講義』です。
こちらの本は、ベストセラー『1分で話せ』の著者であり、Yahoo!アカデミア学長の伊藤 羊一さんが書き下ろしたキャリアに関する本です。
伊藤さんの軽快な語り口で、読み進めていくうちにどんどん勇気と元気がもらえる一冊です。
今はSNSで頑張っている友人や、結果を出している同僚の姿を目にする機会が多くなりました。
そんな周囲の活躍を目の当たりにして、「自分は今の仕事で、今の場所で働き続けていいんだろうか?」そんなモヤモヤした気持ちに、本書は「大丈夫だ」とそっと背中を押してくれます。
「やりたいことなんて、はじめはなくていい。」
大活躍される著者の伊藤さんも、最初はやりたいことがなかったとは信じられません。
著者がどのようにやりたいことを見つけ、今のように活躍されていったのかというキャリアシンデレラストーリーは爽快の一言です。
とても読みやすく2時間もかからず読めてしまうと思うので、やりたいことが見つからない人は、まずこの本から読んで見るのがおすすめです。
②好きなことしか本気になれない。 人生100年時代のサバイバル仕事術
2冊目は、「ココナラ」創業者である南 章行さんが書いた、『好きなことしか本気になれない。 人生100年時代のサバイバル仕事術』です。
この本は、人生100年時代のキャリア選択という観点で、いろいろな考え方や視点を学べる一冊です。
現代は「正解のない世界」であり、正解のない世界をどう生きるか?について、南さんの体験談を交えて極めて論理的に書かれています。
- あと50年今の仕事を続けたいか?
- 「経験を活かす」という発想を捨てる
- 「キャリアの長期プラン」をつくってはいけない
- ストレングスファインダーは存在しない
これらのキーワードにドキッとして、興味を持った方はぜひ読んでみてください。
とても読みやすいので、読書が苦手な方にも読みやすいです。
これを読めば、キャリアではなく、自分のストーリーを生きるとはどういうことなのかがすっと腹落ちするはずです。
③苦しかったときの話をしようか ビジネスマンの父が我が子のために書きためた「働くことの本質」
3冊目は、『苦しかったときの話をしようか ビジネスマンの父が我が子のために書きためた「働くことの本質」』です。
この本の著者である森岡毅さんは、USJ復活の立役者で、戦略家・マーケターとして有名です。
森岡さんが書かれた『確率思考の戦略論 』は、マーケティングを仕事にする私にとってバイブルです。
本書は、そんな森岡さんが就活中の娘さんのために書き下ろした一冊です。
特に就活中や、これから就活を控えている学生の方におすすめですが、社会人が読んでも学びの多い本です。
やりたいことを見つけるヒントとなる前半戦にはじまり、後半まで読み進めていくと面接対策など就活全般における考え方の基礎が学べる、充実した内容になっています。
ロジカルな論展開に、ぐいぐい引き込まれていくこと間違いなしです。
自分の強みと向き合うことの大切さを教えてくれる、何度も読み直したい保存版の一冊です。
④世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド
4冊目は、『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド』です。
著者の八木仁平(やぎぺー)さんは、大学時代から人気ブロガーとして活躍していて、現在はYoutubeでも「八木仁平の自己理解チャンネル」で、好きなこと・やりたいことの見つけ方などを動画で発信している、この道の専門家です。
本書は、やりたいことの見つけ方に関するハウツーが体系的に書かれた渾身の一冊です。
図やマーカーが随所に活用されていて、全体的にとても読みやすいです。
また、ワークがたくさんついているので、ワークを実践することで自分のやりたいことが言語化できるはずです。
これだけシンプルかつわかりやすく、ワークもできる一冊は正直これまでなかったと思います。
「何から手を付けていいかわからない」
やりたいことの迷宮に陥ってしまった人、とにかく自分のやりたいことを言語化したい人に、最良の一冊です。
⑤人生の目的の見つけ方 自分と真剣に向き合って学んだ「倖せの法則」
最後の一冊は、『人生の目的の見つけ方 自分と真剣に向き合って学んだ「倖せの法則」』です。
著者である勝屋 久さんは、現在スタートアップ支援や、地域創生など多方面で活躍されている方で、画家としてもマルチに才能を発揮されています。
勝屋さんは48歳でそれまで勤めていた日本IBMをリストラされた経験をもとに、「自分とは何者か?」、「自分が本当にやりたいことは何か?」、「人生の幸福とは何か?」について真剣に向き合った結果、本当の自分を手に入れたという体験談を本書にまとめられました。
有名大学を出て、一流企業に就職した方がやりたいことを見つけたことで人生が変わったノンフィクションストーリーは、今やりたいこと探しに悩んでいる私達に勇気を与えてくれます。
また、何歳からでも「やりたいこと」で人生は変えられるんだと、勇気づけられる一冊です。
さいごに
やりたいことを見つける第一歩は、「行動すること」です。
まずは、どの本でもいいので手にとって、読んで見るという行動を起こすところからはじめてみましょう。
また、「やりたいこと」は実際にやって確かめてみないとわからないものです。
これかも?と思ったものがあれば、すぐに行動を起こして実践してみましょう。
そして、「やりたいこと」は常に変わり続けるものです。
様々な経験を上書きしながら、やりたいことを5年おきくらいにアップデートしていきましょう。
最後に、やりたいことは「自分が決める」ものです。
誰かに決めてもらう人生を卒業し、自分のストーリーを生きていきましょう!!